寄贈先からの報告

島根 島根大学教育学部附属幼稚園

更新日:2016年03月14日

モッカブロックのお披露目は、教員がモッカさん( モッカブロックの遊び方を教えてくれる達人)、ドキドキさん( モッカブロックで遊ぶ子ども) に扮し、紹介をしました。会場には、開発者の方にもお越しいただきました。
まずは、モッカさんが一つのブロック( アスナロ材) を箱から取り出すと、子どもたちは、「面白い形。」「触ってみたい。」と口々に言い出しました。そして、次に別のブロック( クリ材) を箱から出して2 つを並べると、「あ、色が違う。」「模様もちがう。」と気付き出しました。

一人に一つのブロックを手渡すと、「色を比べる」「においを嗅ぎ比べる」「手触りを確かめる」などの動きをし出しました。諸感覚を用いて十分にモッカブロックに触れたところで、全てのブロックを出すと、皆が目を輝かせて飛びつき、思い思いの物をつくりながら遊びました。集中が途切れることがなく、片付けの時間まで2 時間、遊び続けました。

モッカブロックは子どもを魅了する力をもっています。また、モッカブロックで遊びだして数ヶ月が経ち、様々な教育効果が見えてきました。これらの姿は、正しく幼稚園教育で育てたい姿であり、モッカブロックで遊ぶ体験は、感覚や感性、思考力、協同性等をはぐくむのに、大きな効果が望まれると感じています。

一方、最近では、保護者から「家族でお店に出かけたとき、木を見つけるとにおいを嗅いでいる」というような姿を聞くことが増えてきました。また、LEAF の活動以降、園庭の木々の葉を見比べて、葉の模様( 葉脈) の違いを発見する姿があります。モッカブロックに触れることによって、木へ愛着をもち心寄せる姿となって現れ、また、木に関心をもつことで気づきが言葉に表れているのだと思われます。

モッカブロックをいただいたことにより、予想以上の教育効果が見えました。
今後も大切に使っていきたいと思います。ありがとうございました。

shimane

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